北山アゲハ

忘れないために、忘れるために、振り返る

day71

2021/1/29

登りたい気持ちを抑えて2週間指皮を休めて北山公園に。
コロナの影響でスライド勤務にしているため平日に一人でトライ。

指皮は少し回復している。
さらに夏から続けた減量の効果で体重は53キロ台まで落ちてきた。お腹まわりに脂肪は全く感じない。

コンディションは整っているが、前回の悪いイメージが頭に残っている。
1トライ、2トライと左カチすら取れない状況。

「いや、登れる。登れる。俺は登れる。」
一人であるのをいいことに、頭の中ではなく実際につぶやいてアゲハと将棋岩の前をウロチョロする。

悪いイメージは払拭する。今までできてきたことができないわけがない。

3トライ目。気を取りなおしたトライで左カチを正確に握ることができた。
リップには少し届かないが、嫌なイメージはない。

「登れる。登れる。」
再び呟くと4トライ目。
左カチを握ると、上半身で大きくタメを作ってリップに左手を出す。
ペシッという音で止まったかと思ったが落下。
かなり距離は出ている。
おそらく狙った場所を捉えられているはずだ。

ただなぜか一番良いスタンスである左足が抜けて落下。

その後はリップ付近を叩くも、止まらずに終了。
アゲハのコンディションも僕のコンディションも最高なはずなのに登れない。

それでもしばらく続いた嫌なイメージは拭い去ることができた。

絶対登れる。