前回の指皮ダメージが治りきらないまま北山公園に。
一方で藤原さんの指皮はとてもキレイ。先天的な違いなのか、マネジメント力の違いなのか気になるところ。
メモAは毎日のように塗っているし、亜鉛も飲んで回復を促している。それでもアゲハの左カチは容赦なく指皮と中の組織にダメージを与えてくる。
ここで福田さんが合流。
福田さんは左足スタートなのだが、スタートは左手をあまり使わないようにしていたとのこと。それにより指へのダメージを軽減できるらしい。
右足スタートの僕は左手に頼ってスタートしているのでそのマネジメントはできない。
たしかに藤原さんも左足スタート。
離陸を左足スタートに変えたいところだが、その構築だけで今シーズン終わってしまいそうなので、右足スタートのままで。
下部はかなりの安定で左カチを全力で握る。
見事に4トライで流血。
少し指皮が荒れてはいたが、まさかここまで早いとは。
福田さんがきてくれたのに、あっけない早さで終了する。
あまりの時間の早さに、以前話題になった、絶叫エリアのプロジェクトを二人で見に行くことに。
月光岩。
垂壁なのかスラブなのかどちらとも言いがたいフェース。
そこに申し訳程度のカチが散りばめられている。
一目惚れ。
アゲハはじわじわ好きになった感じだが、このプロジェクトは見た瞬間に好きになった。
岩をよく登るようになって、岩の好みに対する感覚がだんだんついてきたのかもしれない。
アゲハを登ったら、この岩を登る。
まだアゲハを登ってもいないのに、決心をした。
早速取り付こうとするが、手も見当たらないし、スタンスも見当たらない。
それっぽいところの苔を落として踏んでみるがすぐに欠ける。
何も見いだせない。
初めてアゲハに取りついたときの絶望感。
そのアゲハもまだ登れておらず、絶望は2倍になり、楽しみも2倍となる。