北山アゲハ

忘れないために、忘れるために、振り返る

day31

2018/3/17

完全に春が近づいてきた北山公園に。何とか今シーズン中に登りたいとアゲハへの足取りも早い。
今日も福田さんが来てくれて、藤原さんとホーリーさんも。

指皮は急に治るものでもないので、やはりテーピングでのトライ。この日は試しに3周巻いていたテーピングを2周に変更。
これが思いの外いい感じ。
フリクションは悪いが、指先の感覚の減少や、指を揃えたときの分厚さによるズレが少ない。

右手をあげる体勢は作ることができるので、右踵をあげたり、重心の位置を右に寄せてみたりと色々なパターンで試みる。

それでも止まらない。
テーピングを巻いているから指皮そのものは削れないのだが、指皮のさらに内側の組織が潰れてくる。
一定のトライ数を重ねると、中の組織が柔らかくなり保持ができなくなる。

「今日も無理やなあ。」
そんな雑念の中トライすると、あれほど自動化した右足あげのスタンスが1センチずれた。
あ、置き間違えたな。
そう思いながらも強引に身体をひきあげる。

左カチまで何とか取るものの、落下。

落ちた瞬間、僕も福田さんも大爆笑。
「なんで今さら間違えるねん。」

あまりにもしょうもないミスで笑えてしまった。

何とか登りたい。

毎週のように必死でアゲハに取り付いているけど、悲壮感はない。
これも色んな人と登ってるからかもしれない。

とても苦しい。
でも辛くはない。

自分で決めたことなのだから。