暖かくポップな岩の具志頭から、寒くてホールドのない北山公園に。
安定の福田さん、藤原さんと。
ノースフェイスカップと沖縄で完全にスイッチが切れてしまったのか、なかなかエンジンがかからない。
1時間ぐらいは初手すら取れない有様。
とは言え、どんなに沖縄を懐かしんだところでアゲハが登れるようになるわけもないので、気合を入れ直す。
一方福田さんは調子が良さげだった。
左カチをかなりの頻度で捉えていたが、あるトライで落ちた後、嫌な表情を浮かべた。
どこか痛めたのかと思ったら、怪我ではなく、左カチが欠けたのではないかとのこと。
極小のカチがさらに…
左からあがって観察すると、薬指で使っていたと思われる粒がなくなっている。
「これでまたホールディング変わるやん」と福田さんは悩んでいたが、僕はそもそも固まってないからあまり分からなかった。
ただ、保持感はやはり悪くなっていたので、カチは使わず手前の僅かな窪みを使えないか検討。
どちらにしても持てない。
左カチの粒がなくなった、ひょっとして成立しなくなったらどうしようかと二人で頭を抱える。