北山アゲハ

忘れないために、忘れるために、振り返る

another4

2017/2/19

気分転換に東京御岳へ。昔からずっと登りに行ってみたかったところ。日本のボルダリングの基準である『忍者返し』のあるところ。

朝早くに着いてレンタルマットを借りて向かうとそこには誰もいない。
思っていたよりかなり大きな岩。「アゲハより遥かに大きいな、怖いな。」と思いながらゆったりストレッチ。ランディングも岩が剥き出しで怖さを感じる岩だった。

よく考えると一人で新しい岩場に行くのって初めて。岩は好きじゃなかったはずなのに。なんだかワクワク感とドキドキ感がある。

しばらくすると何人かやってきて忍者岩の前にマットを並べる。少し安心できる。相変わらずの人見知りが発動して誰とも話はしないけど。

ストレッチも終わり、スタートに取り付く。かなり位置が高くて、リーチ的にはギリギリ。でもガバ。
離陸して、手を進めるとホールド同士の距離感はあるが、ホールドは顕著で持てる。というかアゲハと比べるとだいたいのホールドはガバに感じる。
気がつけばリップまで来て、あとはマントル。後ろではマットを動かしてくれている音がしていて、ありがたいと思いながらぐずぐずしたマントルを返す。

あれ、登れた。

かなり意気込んで登ろうと思ってきた課題だったのに一瞬で終わり。まあ嬉しくはあるけど、物足りない感覚。
純粋に岩の上にたつ心地よさを味わって、しばらく景色を眺める。

後は、『子供返し』や『デッドエンド』、『ファットブロッカー』を触るも軒並み敗退。
目標達成してしまうと、後はエンジンかからない悪い癖が出た。

他の岩登ること自体が久しぶりだったし、ついでに高尾山登ったり、ミッドタウンでアスリート展見たりといい気分転換になりエネルギーを充填できた。

反省点としては、登りたい一心で事前に何度も動画を見たこと。あまりにイメージどおりで登れたものの楽しさ減ってしまった。