北山アゲハ

忘れないために、忘れるために、振り返る

another14

2019 春

完全に岩好きに変わっていた僕は、GWに毎年恒例の東との山行より岩を選ぶ。
連休前半には黒潮仁淀川。後半は瑞牆、小川山。

まずは前半。
ほぼ寝ずに四時間半運転し、早朝の『百と八つの流れ星』にたどりつく。
思いの外高くてビビるも完登。
そこから一時間半ほどかけて『松風』に移動。
集中して右からムーブで一撃。

体力に余力ありそうで、翌日の天気が怪しいため、そのまま仁淀川へまたも一時間強の移動。
『超時空』にとりつく。
早めにバラすことに成功するが、繋げると核心のクロスが止まらない。
そのままズルズルと高度が下がって宿題を残すことに。


そして後半。
福田さん、やぶりん、くぎやんと瑞牆、小川山に。このメンバーが一番落ち着くし、楽しい。

初日に瑞牆で前に登れなかった『阿修羅』に取り組むもやはり下部のクラックが捌けない。
今回も可能性を感じずに、皇帝岩に移動。
これはできるかなと思った『ヴォック』にとりつく。
見込みは甘く、初手が全くできない。離陸するのも一苦労で初手を出すことさえ困難。
かなり粘ったが登れないまま宿題に。

それでも一人の瑞牆よりみんなとの瑞牆は楽しく、指皮が無くなるまで登った。
翌日の小川山ではとりあえず登りたかった『エイハブ船長』を苦戦しながら完登。
『忍者返し』とともに1級の基準とされるだけあって面白い課題だった。
勢いよく『静かの海』に向かうも可能性を感じず、ファンタジー岩に移り『モルボル』も登れないまま雨にて終了。

岩づくしのGWとなった。