北山アゲハ

忘れないために、忘れるために、振り返る

月光P day35

2023/3/4

先週の寒波を逃したことを悔やみながら暖かくなり始めた北山公園に。モチベーションがあがらないので、まずは淡雪がある北部エリアの探索に向かう。思いのほか岩がゴロゴロしていてこれは開拓できるのではと期待。

 

やや苦戦したものの淡雪を登って月光岩に。やはりスタンスの状況は良くないまま安定しつつある。あまりにも自信を失ったトライでは当然安定することもなく、二手目取りどころかバラシもままならない。さらには二手目も欠けたのではと思うぐらいのメンタル。

 

数トライで指皮も荒れて粘ることもなく撤収。

 

今シーズンを迎えるまでは夏場にモチベーションも高かった。それをシーズン最後まで持たせることができず、シーズンイン頃がピークに。

 

来シーズンもやるのかどうするのか。少しリフレッシュが必要だ。

月光P day34

2023/2/23 朝起きたら雨が降っていたが晴れると信じて北山公園に。着いたら青空が見えてTシャツで居られるぐらいの暖かさ。ここまでは望んでいなかったな。

 

改めて過去のメモを見直して気合を入れて取り付くが、二手目が取れないどころかバラシもできない。スタンスは悪くは見えないがやはり良くないのか踏んでいる感覚がない。

そしてバラシが取れないメンタルになるとホールドが遠く感じる。遠く感じるとさらに取れないという悪循環。

おにぎり食べて少し時間を置くとバラシはできるように。それでもリップを止めると身動きが取れない。そして足が全く信用出来ず、すぐに滑る。

夏から高かったモチベーションはかなり落ちてきている。今年も無理なのかな。気分転換が必要だが時間は少ない。

月光P day33

2023/2/18

 

昼から雨予報で気温も低くならない北山公園に。あまりモチベーションあがらないが、着いたらかずきくんがいたので少しやる気が出た。

 

そして思いのほかフリクションは悪くない。それかV3がいい感じに効いているのか。一方でスタンスの状況が非常に悪い。二手目取りどころかバラシでも難しい。

 

そんな中でも左足に集中できればリップを押さえやすいことが分かった。

 

少しの発見がありつつもすぐに雨にやられて撤収。

月光P day32

2023/2/4 気温は高くないが大阪湾は全く見えないなか北山公園に

 

先週中川さんと深山公園に行ったときに中川さんがこのフェースを登ったと話していた。ムーブを聞くも何も覚えていないとのこと。あのレベルには簡単なのか。

 

結局自分でムーブを探るしかないと、プロジェクト気分のまま。ブログの表題はこのままでいいか。リップを一度右手でおさえることはできるが、すぐに左足がキレる。左足に荷重したいがそれができない。そんなことをしているとすぐに指皮がダメになって終了。

 

花崗岩のクライミングは指皮マネジメント能力が問われる。

月光P day31

2023/1/22

 

寒気が近づいてきてコンディションいいかと期待をして北山公園に。

いつも絶叫エリアは一人なのでモンゴル800の『月灯りの下で』の口笛を吹いていると、先週将棋岩とスカイハイでお会いしたおじ様三人組に遭遇。楽しそうにはしゃいで登る三人を見て、こういう年の重ね方もいいなと感じる。一人静かな岩場もいいし、ワイワイ盛り上がる岩場もいい。

 

ブースティックの右足が抉れてきておりスタートが厳しいと感じて、剛さんに調達してもらった新しいブースティックも持参。履き慣らしも不要で即戦力なのですぐに投入。しかしこの課題のスタートの負荷は大きいようで、1トライしただけでそこそこの穴が開いてしまった。

 

相変わらず二手目取りが上手くいかないので、バラすことに。すると先週奇跡と思われたクロスステップが何度も決まる。指への負荷を考えてテーピングを巻いているが安定している。これはありがたい。さらに面が変わっているところをスタで探ることもできそうだ。

少し窪みを感じる。

左足はかなりシビアだが立ち上がることもできるかもしれない。

 

コブ取りが現実味を帯びてきた。

ひょっとしたら今シーズン登れるかもしれない。

 

そう考えて北山公園を後にする。

月光P day30

2023/1/15

1/1にコロナになり少ししんどさが残るものの北山公園に。

day29は年末に行っていたのだが、そのとき既に発症していたのか、しんどくて何もできずにいた。その後コロナが陰性になって熊野と楯ヶ崎に行っていたが、目当てのハテナは登れず。身体が弱っていると心も弱るのか、高さにビビって一手が出せないでいた。

 

そこからさらに1週間が経ち9割ぐらいに体調は回復。不安に感じながらも月光岩に取り付く。相変わらず二手目取りが出来ないがスタンスが良くなったときならできるだろうとバラしにかかる。

過去に何回か試したクロスステップムーブ。やはりあっさり落ちる。やっぱり実現できないムーブかな、そう思いながら靴を脱ぐ。

「一回で諦めるとか何やねん。何諦めてるねん。何様や。」

ふと一人で呟く。今まで何トライも重ねてやっとできたワンムーブの経験は嫌というほどある。むしろ高グレード課題ではワンムーブごとに何トライもしている方が多い。それが一回できないだけで今までムーブの選択肢から外していた。

 

正解ムーブであっても1トライでできるほど自分は強くは無い。そう思って再度取り付く。あれ、できるのではないか?さらにもう1トライ。

ブースティックがしっかり岩に噛み合っている感触がある。クロスステップで右足に荷重すると左足をスタート左手に。この位置なら三手目が楽に届く。その先がさらに近い。次の手を出そう。

そう思った瞬間脆いスタンスは崩壊し落下。

それでも嬉しくてニヤニヤしてしまう。

 

今まで見たことのない景色を見た。

もう一度味わいたくてトライするがスタンスがいまいちなのと左手の負荷が高く指皮が持たない。

 

それでも新しいムーブで課題成立の予感がしてきた。

 

その後意気揚々とテーブルトップにセッションしにいくも、碌に離陸ができない。これが北山の初段かと思うと、グレードのことはよく分からない。

プロジェクトは一体何段なのだろう。スタンス安定したら実は二段ぐらいかもしれない。アドレナリンスラブ登れていないし二段ないのかもしれない。中川さんがあっさり登れないのだから四段なのかもしれない。

 

まあそんなことは登ってから考えることにしよう。

 

 

月光P day28

2022/12/25

イブの日本酒でダメージが残る中、冬の空気感が出てきた北山公園に。シグマを頑張る能勢を見守る。

 

月光岩のスタンスはさらに崩壊が進んでいる。スタンスの角度が悪いとやはり2手目どりが上手くいかない。こればかりは運な部分もあるので3手目からのムーブを試すが、いよいよ届かなくなってきた。左踵あがっていても右手は触れるだけで引き上げるに至らない。

 

これは違うムーブ探すしかないか。

全てやり直しかな。

 

何のためにこの岩に登るのだろう。もっとかっこいい岩は他にもある。グレード更新のために四段打ち込むのもいいかもしれない。

 

でもこの岩に来ている。好きになったものは仕方ない。

 

これが自分のクライミングスタイル。

登りたいと思った課題に挑み続ける。登れない限りは何をしているのか分からないスタイル。他で経験値積んだらもっと最短ルートあるかもしれない。アゲハもそんなことを思いながら登った。

このプロジェクトもそうでありたい。

 

カンテプロジェクトは右手をクレーターに出してから身動きが取れない。こっちはカンテを通す形で登りたい。

 

最後は将棋スペシャルでカモメを取ってから落ちて帰途につく。